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[個人山行]台高支脈の鋭鋒・迷岳 (関西百名山シリーズNo.99) 《山紀行835》

関西百名山シリーズに雨はない。今日も雨の予報を覆し降らなかった。台高山脈を三重県に飛び出した所にある迷岳(1,309m)の唐谷川両サイドの厳しい尾根を周回登山した。
20140413迷岳2
写真2: 迷岳山頂にて
[個人山行]台高支脈の鋭鋒・迷岳 (関西百名山シリーズNo.99) 《山紀行835》
平成26年4月13日(日)

関西百名山シリーズに雨はない。今日も雨の予報を覆し降らなかった。台高山脈を三重県に飛び出した所にある迷岳(1,309m)の唐谷川両サイドの厳しい尾根を周回登山した。

【メンバー】 山本浩史L(車)、西田 和美、小西幸一郎(車)、祖父江悠香、橋本満里子(非会員)、松野翔平(同) 計6名
【行  程】 京都6:01=京都南IC=(新名神・伊勢道)=勢和多気IC=8:18唐谷橋8:29~9:52飯盛山北峰~10:30飯盛山~11:44迷岳12:32~13:03見晴岩~13:25口迷岳~13:49 P1194~15:25唐谷峰~17:02 P589~18:13唐谷林道出合~18:30唐谷橋18:40=19:12東吉野村・たかすみ温泉20:02=木津IC=(京奈和道)=22:51京都
【山データ】  曇り歩行距離10.5㎞ 10時間01分延登高1,387m 延下降1,387m 5座登頂
20140413迷岳地図

週間予報で最高60%の降水確率が付いていたが、偏西風に吹かれて低気圧が予想以上に南下したため雨に会わずに済んだ。新名神から伊勢道を通り松阪市の旧飯高町域に入る。奥香肌峡ホテルスメールの奥、唐谷橋の袂の駐車場に車を置いた。唐谷川の対岸には飯高洞窟美術館なる施設があり、その横にはリフレッシュパークの跡、リフトで山頂に上がり、ローラーリュージュという乗り物で高低差96mを駈け下るというアトラクションがあったが平成16年9月の台風21号によりリフトの支柱や法面崩壊などの被害を受け使用を停止したそうだ。

小西さんを先頭に唐谷川左岸を川沿いに進む。暫く行くと通行止めの表示がある。登山道は右手に折れ尾根に取り付くと等高線が詰った急登が続き、西田さんの息が上がりだす。少しペースが速や過ぎたようだ。2番手に上がりペースを落とし登ること約1時間で唐谷川左岸の尾根に達した。標高約655m、南に進路を変え先ずは飯盛山北峰を目指すが2.5万図には岩や崖の表示が両サイドにある予想通りの険しい稜線。300m程進むのに30分も掛った。険しい稜線にも春が訪れツツジやアセビ、タムシバが花を付けていた。

飯盛山北峰(806m)山頂は細い木に巻き付けられた山名表示があったが展望が得られず一寸残念。険しさは一段落し鞍部の木の隙間から北側に横たわる三峰山(,1235m)を望むことができた。再び急登となり飯盛山(930m)に達する。この山も木立で展望はない。此処から読図ミッション1:「P1079の位置特定」が始まる。唐谷川左岸尾根は屹立したピークを始め2.5万図に現れない険しい小ピークが幾つも隠れている。果たして単なる標高点を見つけることはできるか難しい課題だ。進行方向が変わるごとに地図を確認し進み此処だと思った処でやれやれと休憩したが、此処は地図に現れないピークでその先に「P1079北のコル」という指導標を見つけ間違いが分かってしまった。

西田さんは持ち直したが今度は祖父江さんの足が攣りだした。一寸心配だが見守って行くしかない。P1079から鞍部に下り登り返すとそのまま迷岳の筈なのだが、2.5万図に現れないピークが一つあった。標高が1,200m位に達した時登山道の脇に残雪が現れ、春の中に冬の忘れ物を見つけた。樹林の切れ目から口迷岳が姿を見せ傾斜が増すと、もう下ることは無い最後の登りで迷岳(1,309m)に達した。2等三角点「迷ヶ岳」があり東の口迷岳方向に一部展望がある。時刻は11:44、朝が早かったのでお腹が空いた。大休止を取り昼食タイムとした。

食後は樹林越しだが、山座同定のミッションを行う。一つ目は「三峰山(1,235m)」で真北にその平らな優雅な山容を確認した。二つ目は「局ヶ岳(1,029m)」で北東42°の方向にツンと澄ました特徴的な山容を見つけた。今日はもう一つおまけに高見山(1,248m)も同定した。ピラミダルな美しい姿を持つ山だが此方から見ると美しさは今一だ。

50分近くも長居をしてしまった。東に向けて下り始めるが、長い休憩で体が冷えたのか祖父江さんの足がまた攣りだし、西田さん持参の漢方薬を服用した。少し持ち直し先に進む。陥没が起きたのか二重稜線、三重稜線複雑な地形が続く。底部に地面からニョキっと生えた葉っぱが彼方此方に鹿の多い山域で美味しそうな葉っぱが無事でいるのはきっと毒草かなと思ったが後で調べるとやはりバイケイソウだった。7月には花が咲く。

標識に「見晴岩」と書かれた所に達するとその名の如く突き出した岩の上からは南の見晴らしが良く、仙千代ヶ峰、古ヶ丸山など近畿百名山の山や白倉山、そして名前のあるのかないのか大台町旧宮川村の山々に奥深さを感じる。この稜線も2.5万図に現れないピークが多くP1185は何時の間にか通り過ぎ口迷岳(1,224m)に達した。ここも樹林帯で展望はない。

P1194の直前でネットが囲われ苗木が植えられたエリアがある。林業者の植樹ではなく、どうも素人っぽい多種の苗木が所狭しと植えられ木の名前の標識が付けられていた。果たして育つのかどうか? 直ぐ下に林道が見え2.5万図の点線道は林道のようだ。この林道を通り下山路が示されていた。P1194では展望は得られず北東に進む。迷岳から歩いて来た松阪市と大台町の境界尾根と分れ唐谷川右岸尾根に入った。P1105までは比較的順調に進んだが、この先は手強い。1,060mのピークと1,000mのピークは急斜面の登下降で険し過ぎる。断崖絶壁に突き当り進退極まったかと思う場面もあったが迂回路を見つけて何んとかクリアーできた。

漸く辿り着いた唐谷峰(940m)は朝に登った飯盛山に勝るとも劣らない険しさだった。唐谷峰からの下りは等高線の極端に詰った急斜面でP589まで1時間30分も掛ってしまった。まだ急斜面、アップダウウンは続き左手に林道が見え出し尾根の先端部の断崖絶壁に到る。視界が開け眼下に朝見たリフレッシュパーク跡、山を切り開いたパーク跡は切通面がコンクリートで覆われ、此れは下りようがなく西側の植林帯の斜面を下り林道に下り立った。パーク内に入り、リュージュのジグザグコースを歩き麓まで下り駐車地点に帰り着いたのは薄暗くなりかけた18:30だった。

ホテルスメールの日帰り入浴は17時までで間に合わなかったので、高見トンネルを越えて、高見山平野登山口にある“たかすみ温泉”に立寄り、遅くなったので天理市の王将で夕食を食べ帰路についた。

【感 想】 40期 西田和美
迷岳の稜線上には、いたる所にバイケイソウの群落が広がっていました。まだ、瑞々しい新芽の状態でしたが、これが一斉に開花した様子を想像すると…。見たいけれど、そのためには相当の苦労を覚悟しなければなりません。金毘羅で岩特訓しておいてよかった…と心から思った山行でした。

【感 想】 56期 小西 幸一郎
今回は先頭を歩かせていただきましたが、登り始め時のペース配分をミスリードしてしまったと反省しております。よく言われているとおり、登り始め時はゆっくりと慣らしながら、グループとしてのペースを把握していかなければならなかったと思いました。口迷岳から唐谷峰経由の稜線ルートはバリエーションルートとのことであり、そこそこの難コースかなという程度の認識でいましたが、「急」や「危」という字があふれる難コースだったと思います。その分楽しかったです。山本さんを始めご一緒いただきました皆様大変ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。

【感 想】 非会員 橋本 満里子
関西百名山 迷岳、とてもよい経験になりました。ありがとうございました。最初山行計画をいただいたときは、そこまで激しいバリエーションコースだとは予測もしておらず、また、今思うと前回の山行から半年ブランクのまま
登頂した自分の準備の甘さを痛感、反省しております。登山歴の長い友人からも、そういう場合はくれぐれもベテランの方と一緒に、自分もきちんとトレーニングをしてから出かけるように注意を受けました。今後は、日常でも体力向上を心がけるとともに読図はもとより、GPSにたよらず自分の位置を確認できるように努力をしたいと思います。当日はもとより、翌日、翌々日・・・と絶賛筋肉痛です。

【感 想】 非会員 松野 翔平
まずは無事下山できたことを喜んでおります。後半は予想以上にハードなコースでしたので、体力的にも充実した山行になりました。帰りの車では爆睡してしまいました。すみませんでした。実は私、パーティー登山の経験が全くといっていいほど無く、もしかすると気がつかないうちに勝手な行動で皆さんにご迷惑をかけていたかもしれません。気がつかれましたら注意していただけると嬉しく思います。少しですが読図の練習もできたのが良かったです。今後の山行ではこまめに地図を確認して、素早く正確に位置を特定できるようにしていきたいです。思った以上に充実した山行で、得るものも多く楽しかったです。みなさんありがとうございました。

20140413迷岳1
写真1: 口迷岳1,224m (迷岳北尾根より)

20140413迷岳3
写真3: 飯盛山北峰809m (唐谷川東尾根より)
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Genre : スポーツ 登山
プロフィール

kyotohira

Author:kyotohira
山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングから、アルプス縦走、沢登り、岩登り、植物観察、山スキー、トレイルランニングなどオールラウンドに楽しんでいます。

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