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[No.2913b] 愛宕山Bコース -関西百名山シリーズNo.17-

冬型の気圧配置が強まり京都の朝は冷え込んだ。ほぼ無風で晴れ。ある程度の積雪を期待して愛宕のバリエーションルートである中尾根と岩ヶ谷を目指した。下山後は水尾でRDBコースと合流しつじの家で新年会が待っている。
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[No.2913b] 愛宕山Bコース -関西百名山シリーズNo.17-

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冬型の気圧配置が強まり京都の朝は冷え込んだ。ほぼ無風で晴れ。ある程度の積雪を期待して愛宕のバリエーションルートである中尾根と岩ヶ谷を目指した。下山後は水尾でRDBコースと合流しつじの家で新年会が待っている。
【日程】2009年1月25日(日)
【行程】 京都駅8:09-保津峡8:32-44~中尾根取付8:58-9:00~米買道交差9:46-48~水尾分れ10:46-51~愛宕山11:20-28~三角点11:46-12:14~岩ヶ谷下降点12:20~岩ヶ谷登り口13:20-23~水尾つじの家13:39=保津峡
【参加者】8名
【歩行データ】 歩行9.6㎞ 4:55 延登高 1,007m 延下降 807m 1座登頂

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京都8:09発J嵯峨野線列車が集合列車となった。それぞれの最寄り駅から乗車し、嵯峨嵐山で全員揃った。保津峡駅でTCからのレクチャーとS原リーダーからの訓示を得て出発。府道50号線を水尾方面へと歩き中尾根登山口を探す。そうこれが今日のミッション1である。正規の登山道でないルートなので標識などあろうはずはない。TCから配布した2.5万図によって地形の変化を注意深く見ていくと中尾根の先端を回り込み断崖を過ぎたところで取り付き道を発見、狭い府道の退避スペースのある少し手前だった。注意深く見ると怪しげなテープが木にあり、一応の印はある。

ミッション1は無事終わると続いてミッション2:「米買道交差までの到達時刻を予想する」。米買道交差は登山口から1.5キロ、標高差は260m、時刻は9時丁度、皆に到着予想を言ってもらうと9:35~10:00の間であった。一番近い人には「皆で拍手」という"賞品"つき。登りだすと最初は急登、尾根の西斜面を這うように登る。尾根に達すると緩やかになり樹林帯を行く。比較的しっかりした踏み跡があり所々にテープも付けられているのでルートの心配は無さそうだ。

登山道は366mピーク手前で踏み跡は稜線を外れ左側を巻いて下って行く。先頭を歩いているS原リーダーはこれはてっきり米買道で水尾へ下って行くのだと判断し少戻って踏み跡不確かな稜線を行った。366mピークを乗越し下りだすと巻いていた道が近づいてきて鞍部に到った。ここで明確な登山道が交差している。ミッション2の目的地、「米買道」。到着時間は9:46。途中休憩3分とルートファインディングでの休止2分のロスタイム計5分を差し引くと「9:41」、ミッション2の勝利者は9:40を予想したT野さんと9:42を予想したT田さんが分け合った。皆で盛大に拍手喝采。

中尾根はまだ続く、地図上ここからは急登で水尾分れへと繋がるが、先頭を歩くリーダーは杣道か獣道に導かれ東側の谷へと入って行った。それは違うと軌道修正を促すが所々に赤テープもあり谷筋も登れなくはなさそうなので、そのまま進むことにした。予想通り終盤に近づくにつれて傾斜は増し、直登が難しくなってきた。一行は斜面をトラバースし尾根筋に出た。折角来たのだからとK城さんとTCは谷の側面をトラバースしひどい斜面を這い上がり表参道へと乗り上がった。一般登山者の奇異を見る目が堪らなく快感、殆ど病気か!

達した所は水尾分れの分岐点、後はおなじみの表参道の石段。この道が案外長く愛宕山頂まで1.5キロある。30分ほど歩き山頂の愛宕神社に到着。神社の温度計は氷点下3℃を示している。RDBコース一行はまだ来ていないようだ。

神聖な社殿内では飲食もできず、三角点まで行って休憩を取ることにした。縦走路分岐から三角点への登り道は踏み固められた雪が凍りツルツル。三角点からは比叡山以南の京都市内展望が利く。展望を楽しみながら大休止、記念撮影の後、ツルツル道をアイゼンを利かせて歩行再開。縦走路分岐に達するとやってきましたRDBコース!Y憲リーダーに率いられた9人のパーティー、大杉谷を登って来た。岩ヶ谷経由のハンディーを考えると山頂で出合うとまずいなと思っていたが休憩後のここなら、まずまずだろう。

ミッション3:「岩ヶ谷下山口を見つける」、これは簡単過ぎた。縦走路三角点分岐のすぐ南にある愛宕神社の専用路車止の前を西に入るとすぐに谷が始まる。ほとんど雪はなくアイゼンの役目は終わった。谷筋なので難路を予想していたが、傾斜もそれほどではない。しかも以前はしっかりした道であったようで沢沿いに石組みが残り、それなりの道形が認められる。しかし大水が出て沢筋の道が流されたのであろうか完全に痕跡が消されている部分もある。歩く人は相当の物好き(私の同類)しかいないようだ。

天気の崩れることはなかったが一瞬雪が舞った。木立の中を見上げると陽の光に反射しダイヤモンドダストのごとく輝いている。標高が700mくらいになると沢に水が流れ出し小さな滝の前に横たわった枝にいくつものツララが下がりまるで暖簾のようになっていた。回りの斜面を見上げると無数のツララがまるで鍾乳石ように下がっていた。
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岩ヶ谷の標高差は約530m、やがて府道50号線が見えてくる。岩ヶ谷と西の猪谷がここで合流し水尾川本流となり保津川へと繋がる。府道はこの両谷を渡ると大きくカーブし明神峠へと上って行く。後は車道歩きで水尾の集落へと下る。柚子の里と言われる水尾、京都近郊でありながら大変な山里、この府道だけが京都市内への街道。保津川沿いのこの道ができるまでは米買道で落合に出て六丁峠を越えて嵯峨鳥居本から京の都に行ったのだろう。昔は葛野郡水尾村、明治22年嵯峨村に合併、町制施行後、昭和6年京都市右京区に編入された歴史を持つ。

水尾小学校の横を愛宕山水尾道の登山路に通じる道に入り今日の新年会場"つじの家"に向かう。を取ったK川さんが先着し待っていた。RDBコースは未着。早速女性陣から柚子風呂に入り男性陣と入れ替わるころRDBコース一行が到着した。鶏すきで合同の新年会、楽しいひと時を過ごした。帰りは送迎車3往復して保津峡駅に向かい三々五々帰路に着いた。
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【感想】36期 Y.T.
愛宕山の周辺には登山地図に紹介されている道以外に多くの脇道があります。使われなくなった古道や山仕事の道などです。今回はそのうちの二つを歩けるのが楽しみでした。中尾根は山仕事の道だと思います。米買い道を過ぎて沢筋を登りましたが、左の尾根に道があるようでした。いつか歩いてみたいと思います。

岩ケ谷には古い石垣が残っていました。この谷の西が猪谷で途中に硯石切場跡があります。ここで取れた硯石はキンマで水尾まで下ろし、ベタ(牛に引かせる荷車)で嵯峨まで運び、嵯峨硯に加工していました(水尾小学校のHP)。
こうした古い道をもっと歩いてみたいです。
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【感想】48期 M.K.
愛宕山へのバリエーションルートの中尾根、岩ヶ谷コースは地図に記載が無く、保津峡駅で説明を受けるまで何処を歩くのか分りませんでした。特に中尾根コースのコメカイ道交差から後の道は謎です。尾根に上がる道が無いので谷筋を詰めて、最後に左手斜面をよじ登りましたが足場を確保するのが大変でした。下山の岩ヶ谷コースは、杉の枯れ枝で歩きにくいが道は分り易く、途中ツララも見られてご機嫌です。水尾では先にゆず風呂に入れて頂き、又RDBのメンバーとの合同の新年会は盛り上がり楽しい1日の締めくくりになりました。リーダーのS原さん長靴で何であんなに早く歩けるのか吃驚です。新年会のお世話して頂きましたY本N彦さん、N田さんありがとうございました。
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【感想】48期 T.Y.
今回、100名山チームにて参加させていただきましたが、のぼりの途中でかなり急なところもあり、途中でお腹が減りふらふらになりました。しかしリーダーのS原さんは、ピカピカの新しい長靴でさっそうと先頭を歩かれていて、さすがだと思いました。登山靴の私は、ついていくのがやっとでしたが…。下山後は、ゆっくり柚子風呂を楽しみ、とってもおいしい鳥すきを堪能しました。毎年恒例のことですが、この企画なくしては、新年はやってこないような気がしている今日この頃です。来年も、楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
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【リーダー感想】25期 T.S.
私にとって、山登りの原点が愛宕山です。今までに、50回以上登っていますが、中尾根は始めてです。リーダーで参加することになり、インターネットで検索しました、HPには、写真入りの詳しい記録がありました。コースは踏み跡程度でテープが付いているようでした。米買道までは道はあったのですが、きこり道を登っているうちに沢筋に出てしまいました。協議の結果、沢を詰めることになり、歩き出したのですが、傾斜がきつく滝跡まででてきました。後ろを歩いているはずの二人がいません。仕方なく尾根に戻り踏み跡を辿ると難無く表参道にでました。分かれてしまった二人には苦労掛けました。愛宕神社参拝をすませ三角点で京都市内を眼下に見て昼食をとりました。下りは、愛宕神社の北から南西に切れ落ちている沢です。廃道で歩き辛かったのですが、道に迷うことはありませんでした。今回の山行で、ルートファインディングの難しさ・リーダーの難しさを思い知らされました。なれ親しんだ山でも、奥が深いというのが印象深く残りました。
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Genre : スポーツ 登山
プロフィール

kyotohira

Author:kyotohira
山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングから、アルプス縦走、沢登り、岩登り、植物観察、山スキー、トレイルランニングなどオールラウンドに楽しんでいます。

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